韓国の絵本です。
主人公の少女は、お母さんから、隣の店に時刻を聞いてくるよう頼まれたのです。
「四時半」と教えてもらったものの、帰途には様々な誘惑があり、
というエピソード。
なるほど、幼児にはありそうなエピソードです。
そこここに描かれた風景が、一昔前の韓国の田舎の情景で、
その素朴さが魅力的です。
独特の画風も見事にマッチしています。
あとがきに、作品に込められたものの解説もありますから、
そちらもぜひ、読んでほしいです。
ラストのお母さんの微妙な表情、気になります。
「四時半」と答えた娘をどんなふうに受け入れたのでしょうか?