日本で俗に伝えられている恋人同士の七夕の物語よりも、ずっと心に残るお話でした。
この物語で、牽牛星は兄の白光。
淑女星は妹の紅華。
きょうだいが七夕の星になるお話でした。
物語の舞台は中国の華北地方に伝わる伝説……でしょうか(?)
作者は「橋のない川」の著者:住井すゑさんです。
絵は滝平さんで、独特の木版画が物語にあっていて味わい深かったです。
話もいいし、滝平さんの絵ですから遠目もきくので、ぜひ子どもたちに紹介してみたいと音読して時間を量ったら、(早口でやって)15分以上ありました。
読み聞かせで小中学校にもっていくのは、時間的に難しそうです。
やや昔風の言葉遣いなども出てきますが、とても素敵な物語でした。
興味のある方はぜひ読んでみてください。
また、他の七夕の絵本を紹介して、こういうのもあるよってブックトークしてくるのはありだと思います。