唐傘さして風に乗り、3人兄弟の庭に降り立ったシズカくん。
洋風の風景にどうしてパンダが?何とも不釣り合いのように感じ、
いかにも怪しげでこのパンダは一体何者なんだ?ってただ者じゃないな〜。
やはり、シズカくんは禅の心を身につけたパンダで、3人兄弟それぞれに合った
お話しを分かりやすく語りかけるのです。
その語りが押しつけがましいものではなく、さっきまで怒ってた事や
心配になってたことがウソのようにスッキリと、そしてそのおはなしが
す〜っと心に染み渡っていくのです。
昔話を楽しむきっかけはたくさんありますが、ほのぼのとした雰囲気いっぱいの
かわいらしく、更に着物を着たパンダが語りかけるってところも
子どもたちの心をわしづかみにする事でしょう。
(私は、トトロやらんま二分の一とダブってしまったのですが・・・)
また、きれいな水彩画の中に時々登場する墨絵がとても良い雰囲気を作ってるな〜
と、お話しとお話しの間にできるちょっとした間が絶妙でした。