「なんぎなたんけんたい」シリーズの3作目です。「サンスターはみがき絵本」と副題がついているとおり、歯みがき絵本です。3作目は、エピソードごとに「ガムタンとうじょう」などの小題がついていますので区切りがはっきりわかり、前の2作とくらべてわかりやすくなっています。4人の探検隊に加えて、はみがきを指導するガムタンという子どもがでてきます。
「もちろん、たのしいときだって あるけど、くるしいことのほうが だんぜん おおい」という探検隊の叫びは、まるで人生そのもののようでもあり、ナンセンス絵本の中に、哲学的なものを感じました。ただ、広告的要素も強いので、私は前作品2作の方が好きです。