14ひきのシリーズは,季節感があふれ,とても大好きですが,このシリーズの1作目は少し違います。
14ひきがお引っ越しをし,木の根っこに自分たちの家を作るまでが描かれています。
他のシリーズでは,家族が楽しそうに行動しているのですが,この絵本では,恐ろしい「いたち」に遭遇する場面,「ふくろう」に襲われないように,寝ずの番をする場面などが描かれています。
14ひきの家族の絆は,このような苦労を重ねることで,築きあげられた事を感じさせます。
でも,恐い場面はこれだけで,家族で協力して,水道を引き,家を作る場面は,本当に楽しく読めます。
家族の原点を知ることができる,1冊です。