主人公は、へびのしっぽ。
自分では前に進めないから退屈するし、そこに止まっていたくても、頭が進めばずるずる引きずられちゃうし。
そんなへびのしっぽが、色々な生き物と出会って、考えて…という物語。
出てくる生き物が個性的で、次には誰が?と、お話にひっぱられます。対するへびのしっぽの想いも、無理がなく、もしかすると難しいテーマかもしれないのですが、ゆったり読むことができました。
荒井良二さんの絵がぴったりで、読む本だけれど、絵本でもあるなぁと思いました。
迷ったり、疲れたときに、大人にも、子どもにも…な一冊。