年をとって、友達がみんな死んでしまったら、私はどんな
風に思うのかしら。自分より長生きするとわかっているもの
だけに名前をつけるのかしら。
この本の主人公であるおばあさんは、家や、車やベッドにだけ
名前をつけて暮らしていましたが、とうとう仲良くなった
犬に名前をつけることにしました。
ああ、よかった。
自分よりもしかしたら先に死んでしまうかもしれなくても
やっぱり名前は大事だもの。名前を呼んでから、もっともっと
仲良くなっていくのだと思うのですもの。
先にこの絵本を読んでいた娘は、特に感想らしいことを
言いませんでした。きっと、小学生の娘には年をとって、誰も
友達がいなくなることなんて思いもよらないことだろうからね。