私自身が、初めて読んだときに、思わず泣いてしまった絵本です。
古本屋で見つけ、現在2歳の娘にも、いつか読んであげたいと思い、安く見つけた時に・・・と、購入しました。
2歳になったばかりの娘には、まだまだ早いだろうと思いつつ、本棚に忍ばせておいたのですが、この絵本を購入して以来、寝る前の絵本の時間には、必ずこの絵本を真っ先に持ってくるようになりました。
正直、まだ2歳の娘に、友情をテーマにしたこの絵本のすばらしさが理解できているとは思いません。
でも、毎日、「ないたあたおに、よんで」と持ってきて、ページをめくろうともせずに、じいっとママの音読を聞いている姿を見ていると、この文体なのか、絵なのか、2歳児でさえひきつけるものがあるんだろうな、と感います。
幼い娘にも理解しやすいように、台詞のところは、その人物を指さしたりなどして、工夫して読み聞かせをしています。
しかし、やっぱり、なせ、最期にあかおにが号泣したのか、その理由を理解して欲しいので、娘の中での、「ないたあかおにブーム」が終わっても、5歳、7歳になっても、時々読んであげようと思う絵本です。