正直、感動作と書かれていたのに、
共感も感動もあまりできませんでした。
もちろん、今までこんな小説を読んだこともなく、
ストーリーの面白さにぐいぐい引き込まれたのですが、
ついつい親視点で読んでしまい、
もし、自分の子どもがこういう子だったら
自分は育てられるのだろうか、
もし、自分の学生にこういう子がいたら、
適切に相手ができるだろうかと
不安な気持ちばかりが出てきました。
表情もない、触れることもできない子に、
ここまで愛情をもって接することができるだろうか、
世の中のこういう子を育てている親や先生、周囲の人の
心の広さ、大きさ、強さを、本当に尊敬します。