たくさんのふしぎ傑作集の1冊です。
作者の岩見哲夫さんは幼稚園の頃から海洋の世界にあこがれていたそうです。
南極地域観測隊には2回も参加されたと、作者紹介のところに書いてありました。
正直、この作品を読むまで、南極にこんなに魚が存在してるなんて思いもしませんでした。
ペンギンやアザラシが生きていけるんだから、その食べ物である魚がいないはずはないのに、こんなにたくさんの種類が南極海に生息しているなんて、想像したこともありませんでした。
紹介されていた魚の中には、長い進化の過程で、浮袋を持たない種類の魚もいました。
浮袋を持たない代わりに、いろんな方法を編み出して、南極の海を泳いでいるそうです。
廣野研一さんの描いてくれたたくさんの魚たちのリアルな姿に、とにかく感動しました。
中でも、「ボウズハゲギス」が一番自分の目で見てい見たいと思いました。白銀色の体で頭にうろこがないなんて、面白そうです。