初版が1968年ですから、とても年季の入った絵本です。
いぬとにわとりと、おばあさんしか出てこない一見地味な絵本ですが、不思議なドラマと魅力がありました。
犬の、ちょっとづつにわとりたちを脅かしていく行動は、好奇心のためというのがわかりますが、にわとりたちにとっては、恐怖の行動でしかなかったんでしょうね〜。
それにしても、反撃にまわった鶏たちは、ちょっと恐ろしかったです。
うちの下の子は、「いだ〜。怖い」とあまりのってくれませんでしたが、面白いですよ。
幼稚園くらいのお子さんからお薦めします。絵を見るだけよりも、お父さんお母さんが読んであげてほしいです。
この絵本は声に出した方がずっと面白いと思いました。