いたずらっこな年長の息子に読みました。
ウサギの子、ましろがサンタさんからクリスマスプレゼントをもらったにもかかわらず
もう一つもらおうと、体を黒くして変身をし、プレゼントをもらおうとする・・・
幼稚園の年長さん、小学校低学年のお子さんなら、嘘をついてしまうましろに共感できると思います。
ましろは嘘をついてしまうのに、サンタさんにとても優しくしてもらいます。
そのやさしさが心に残っていたのでしょう。反省をし、ある行動にうつります。
結末がとても素敵です。
お話の内容が教訓じみていないところもいいですし
読んでいてほっこりとした気持ちになれます。
「イエスさま、おたんじょうび、おめでとう」など、キリストの誕生日であることも書かれてあるので、人によっては少し抵抗を感じるかもしれませんが、宗教を超えて、絵本として優れていると思います。
少し長いお話なので、おはなし会などで読むときは、時間を多めにとった方がいいです。
ちなみに息子はキリストのことが出てきても特に気になりませんでした。
自分の子供に読む分には特に問題ないと思いますが
おはなし会で読む場合は、いろいろな宗派の人がいると思うので、周囲に少し相談してみるといいかもしれません。