サンタさんからもらえるプレゼントはひとつずつなのに、もうひとつ欲しいうさぎの子ましろ。からだを墨で黒くして、サンタさんに会いにいきます。サンタさんにはそれがましろだとわかりますが、気付かない振りをして残った種を一つと自分のお弁当を分けてくれます。自責の念にかられたましろはその種を雪の奥深くに埋めます。するとやがて芽が出て・・・。白地に線画タッチの絵にはきらびやかさはありませんが、静かなクリスマスの雪とましろの心の白さを繊細に表現していると思います。15分程かかるお話ですが、わが子が幼稚園時代に大好きだった絵本です。