めずらしく「こんな寒い日は家であみものしたりするのがいちばん」なんて普通のおばあさんのようなことを言いながら始まるばばばあちゃんの冬のお話です。
動物の子供たちが「さむいさむい」とストーブにあたりに次々とばばばあちゃんのお家にやってくると、ばばばあちゃんの喝がとび、お話も一気に加速!みんな大好きな「ベッドの上でジャンプ」の場面では、聞いている子供の気持ちがぐんとひきつけられているのが手にとるようにわかります。
飛び跳ねすぎてベッドの足がおれてしまうと、娘までがなんとなくばつの悪そうな顔をしていたのでおかしかったです。
足が折れたって怒ったりめげたりするばぁちゃんではなくて、そこから本題に入ります。雪の積もった寒い日にも、みんなではしゃいで走り回れば暑いくらいになるという、本当に単純なことを描いているのに、子供にとってわくわくすることがつぎつぎ出てきて楽しい絵本です。