表紙の絵の可愛さに惹かれて手に取りましたが、(最初のページのちびちびは食べちゃいたいぐらい可愛いです)
読んでみると、なかなか考えさせられてしまう絵本でした。
かわいいオチビのちびちびは、家族からも近所の動物たちからも毎日可愛がられていますが
ある日どんどん大きくなり、大きくなったちびちびは、もはや”カワイイ〜”とは言えない姿です。(ここのちびちびが何だか不安げな目つきなのが印象的)
それでもみんなは以前と変わらず、大きくなったちびちびを祝ってやり、可愛がるのです。
大きくなって”カワイイ”という枠からはみ出してしまった子供を、大好きよ!と可愛がる事ができるかどうか、親の度量が試されているような気がしました(深読みしすぎ? ちびちびは5才ですが、人間なら思春期あたりでしょうか?)
もちろん子供に読んでやる時はそんな事まで考えてないですが。