手に取る一瞬、シンドラーのリストの映画が頭に浮かびました。
あんな内容のお話しなのかななどと
思いつつ開きました。
読み深めるうちに
なんともいえないお母様の愛情、家族のオーバーを待ち続ける気持ちに
どんどん引き込まれていきました。
お母様がした約束「戦争が終わったら新しいオーバーを
買ってあげよう」
しかし、戦争がせっかっく終わっても、お店は空っぽ
オーバーどころか食べ物もない、お金を持っている人もいなかった。
その時にお母様のした決断は?
実話だそうです。
25年たっても大切にとってあったオーバーはかけがえのない
宝物ですね。
絵本の色彩がラストに向けて少しづつ明るくなっていくような
気がするのは、オーバーの色やクリスマスの雰囲気
だけではないはず。
おすすめです。