三びきのこぶたって、有名なお話だけに、いろんな絵本が出ていて、読む本によってちょっとずつお話が違っている。
どれがほんとなのかな?と思うことがよくわるけれど、この絵本は、イギリスの昔話をそのまま伝えているものらしいです。
他の絵本で同じお話を何回か聞いたことのあった子供たちには、「え?」という場面もちらほら。
まず最初に、子ぶたが家を出ていく場面。その理由は、お母さんが貧乏で子ぶたを育てることができなくなったから。
実に、現実的です。子供たちは、「お母さん?貧乏になったら、家を出ていかないといけないの?」と真剣な顔でした。
そして、オオカミはお兄さんブタを2匹とも食べてしまい、最後には、お兄さんぶたを食べてしまったオオカミを3番目の子ブタが食べてしまう。
前読んだ絵本では、単に家を追い出されてしまっただけの子ブタが、食べられてしまうという展開は、驚きだったようです。
娘は、
「このお話、ちょっと間違ってるんじゃないの?お母さん?」
と言っていましたが、妙に脚色したり、やんわりとごまかしてない分、迫力がありました。
ポールガルトンの絵も、現実味があって、お話によくあっています。