ラーメンが大好きな長男がきっと気に入るだろうと思って借りた本です。
どんなお話なのかなって長男と一緒に読みました。
ぼくがラーメンたべてるとき、となりでミケがあくびした。
で始まります。
ミケのつぎはとなりのみっちゃんがチャンネルかえて、次はとなりのとなりのたいちゃんがボタンをおします。
そして・・・となりのまちのおとこのこがバットをふって、となりのくにの男の子が自転車をこいだ。そのとなりのくにのおんなのこがあかちゃんをおんぶして、そのまたとなりの・・・と続いていきます。
読んでいてだんだんパターンがわかってきました。
くにを超えたあたりから子どもたちの生活は異なってきます。
自分が好きなことをしているのではなくて、生活のために必要なことをしている姿に。
そして、
そのまたやまのむこうのくにでおとこのこがたおれていた。
となります。
5歳児にはこのあたりのニュアンスがわからないし、母もどう説明していいのか困ってしまいます。
「なんでたおれているの?」
「・・・・・・・・・。」
ものすごく深いお話だと思います。
この本はもう少し大きくなって、いろんなことがわかってきたときに改めて読んであげたいです。
まだ世界には飢えて死んでしまう人がいる、なんて残酷なことを教えたくない母は、「疲れて寝ているのかなぁ?」なんてとんちんかんな答えをしてしまいました。