戦争と平和の本は、子供に伝えるのが難しい内容のものが多い中で、この本は、とっつきやすい本だと思います。
絵本の始まりが、日本の日常で、平和な風景なので、一見楽しそうに思えますが、徐々に外国の風景に変わっていきます。
図書館のおはなし会では、3歳〜8歳の子供たちに読みました。短い文章ですが、下読みして、子供たちが集中して聞けるように、落ち着いた口調で読みました。その甲斐あってか、全員静かに聞いていました。
読み終わった後、幼稚園児が、『なんで倒れてるの?』と聞いてきました。疑問に思うことから、印象に残る一冊になると思います。戦争と平和について、考えるきっかけになる本だと思います。
是非、この本をきっかけに家族で、戦争と平和について考えていただけたらと思います。