絵本ナビからのメルマガに紹介されていて、おもしろそうだとこれまた思ったので、読んでみました。でも、絵本ではありませんでした。そして、幼年童話の類でもありませんでした。エッセーに近い創作話といった感じでしょうか。
せつないですね。魚とネコは本当は友達になれないのかもしれません。でも、お互いに分をわきまえた関係と言うのでしょうか? ねこは、魚夫婦と仲良くなったことで、もって生まれた運命だとかに気づきました。そして、いただくとは、命をいただくことだと再認識しました。また、弱い者はそれ以上の速さで命を繋いでいくことも知りました。
さらっとした話の中に、大切なエッセンスが詰め込まれた本だと思いました。ちょっと大人向けかな?と思う本です。