大中小、3匹のやぎがいた。その名前は、どれも、がらがらどん。
この名前がまずいいなぁと思う、がらがらどん。
そして、3匹のやぎの行く手を邪魔するトロルの不気味なこと、不気味なこと。
魔物?化け物?橋の下にうずくまるこのトロル、ほんとにこわいですね。
3匹のやぎは、作戦を立て、小さい順に、この橋を渡っていくことになるのだけれど...
この渡っていく姿が、これまた、なんともいい。
小さいやぎは、かたこと かたこと。
中くらいのやぎは、がたごと がたごと。
そして、大きいやぎは、がたんごとん がたんごとん。
最後のやぎが、トロルをこなごなに打ち破る姿は、なんとも頼もしい。
やぎって、強いイメージがないけれど、雄雄しく立ちはだかるがらがらどんのたくましいこと。
この絵本、絵の魅力も大きいし、文章の音の響きも楽しめて、それが、子供が何度でも聞きたがる理由かな、と思います。