題名から惹きつけられますね。
ことちゃんが、たらいで洗濯する様子を描いた作品です。
野外でホースの蛇口から水を取って、固形石鹸でお洗濯。
なんとも古風ですが、洗濯の楽しさがいっぱい詰まっていますよ。
もく もく もく ぶく ぶく ぷわー。
ね?魅力的でしょう?
もちろん、お友だちの動物たちも、一緒にさせて!と合流します。
ここからは、みんなに合わせて、音も違ってきます。
これは素敵な演出です。
ゆすいで、絞って、広げて伸ばして、干して。
ところが、風がきつくて、洗濯物が飛んで行き、さあ大変。
でも、このあと、素敵な展開があります。
なるほど、そうきましたか。
これも大人数での作業ならでは、です。
岸田衿子さんの文章が、なんとも素敵な音の演出で、物語を引き立てせています。
山脇百合子さんは、柔らかい絵で、絶妙な表情や仕草がたまりません。
少し長いお話ですが、小さい子からゆったりと読んであげてほしいですね。