娘はまだ一人っ子なので、お兄ちゃんとか妹など兄弟のイメージが難しいとは思うのですが、何度も読んでとせがまれます。
この本の登場人物は、お兄ちゃんとあやこという妹だけです。このあやこがお兄ちゃんと一緒にどうしても出かけたくて…でもお兄ちゃんの方は一人で出かけたいという様子だったのですが、お兄ちゃんの方が最後は諦めて、あやこと二人で出かけるという内容です。
私はこの筒井頼子さんと林明子さんの絵本が好きなのですが、この絵本もあやこやお兄ちゃんの表情がとてもよく書かれています。
最後はお兄ちゃんと一緒に出かけることができてとっても嬉しい!!というあやこの表情がとても印象的です。
一番最後のページと裏表紙は絵だけなのですが、あやこがお兄ちゃんにトンボをつかまえてもらうまでの過程が描かれていて、娘はそこの絵が気に入っているらしく、文章はないのですが、私がアドリブでいつもその絵のところは読んでいます。
兄弟愛を感じさせる1冊です。