なこちゃんとからすのカータロウの心温まる公園での交流物語です。
中でも印象的なのが、二人がいっしょにブランコに乗るシーン。
絵のアングルがすごくブランコのスピード感を感じるのと、
いっしょに描かれている葉っぱだけになってしまった桜の木。
春が終わり、夏が近づいてくると、桜の木は花を散らして、
柔らかそうなみどりの葉っぱを青々と茂らせる・・・。
ちょうど今ぐらいの季節とリンクしていて、うれしくなりました。
気持ちのよい季節に、気持ちよさそうにブランコをこぐ笑顔が、
公園に行きたい気分を誘う、そんな一冊です。