うさぎ君は思う。ぼく、おかあさんのこと、きらい...
だって、お母さんは日曜日の朝はいつまでも寝ている寝ぼすけで...
ドラマばっかり見て、マンガを見せてくれない。
すぐに怒るし、「早く早く」「早くしなさい」って言うくせに、自分は、いつまでもおしゃべりに夢中でゆっくりしてる。
あたってますね。身につまされることばかりです。
それからね、ぼくとは結婚できないって言うし。ぼくは、お母さんとしか結婚したくないのに、結婚は無理って言う...だからキライって。
こんなお母さんとはお別れして、1人で出て行こうと思うんですね。そして、「サヨナラ、お母さん!」と言うと、ドアを開けて出て行ってしまう。
でもね、すぐに帰ってくるの。そして言うんです。「ぼくとまた会えてうれしい?」って。そして、お母さんの胸に飛び込むんですね。
男の子のお母さんに持つ複雑な気持ちがとってもかわいらしい絵本です。