月を見上げるねずみくんたちが可愛らしく、手に取りました。
森の美術館にかけられている一枚の絵。
その絵の中から、ぼそぼそと話し声が。
『つきの よる』という絵の中のいつもお月様ばっかりみているねずみたちが、おひさまを見てみたいと言い出して、絵から飛び出し…。
なんともロマンティックなお話です。
美術館のほかの絵に目をやると、お月様の絵ばかり。
きっと、この美術館は、お月様を題材とした作品を集めた美術館なのでしょうね。
おひさまの昇っている世界で、初めて過ごしたねずみくんたちが、おひさまの魅力に惹かれ、うっとりしている様子も可愛らしい。
出会ったくまさんも、おひさまが昇り沈む美しさを愛していることがわかります。
お月様もおひさまもどちらも素敵に描かれています。
絵が優しく可愛らしくあったかい気持ちにしてくれます。
息子は、最後から2ページ目の絵がお好みだそうです。
秋にぴったりだと思います。
1・2年生のお話し会で、いかがでしょうか。