足が速いことだけが取り柄のネコのトム。
怪我した飼い主のタクシードライバー・ランスさんに、自分のタクシーを作って欲しいと訴えて・・・・。
ネコのお客さんを乗せる、トムのタクシーにエンジンはありません。
トムが足で走るのです!
一見地味な印象でしたが、
様々な猫と人間が出てくる10章のお話が楽しく、
また、後半盛り上がってきたのでやめられず、一気に読み聞かせました。
1回、1回、時には失敗しながら、真面目に頑張るトムのお仕事が
だんだんつながっていくのが嬉しい。
お客さんはネコだけど、なるほど〜な方法で、ちゃんとお金も貰います。
銀行強盗を追跡して閉じ込められた灯台の場面で、息子達は挿絵を見て大笑い。
トムを真似て、一緒に飛び上がっていました。
名誉よりも、自分が役に立てたことを喜ぶトム。
お仕事することの魅力って、それに尽きるかもしれないなぁ、と感じました。
年長さん位から小学校低学年のお子さんにおすすめです。