出産祝いに絵本好きの知人からいただいた中に入っていました。
文章はなく、非常に緻密で写実的な動物の親子の絵が見開きいっぱいに一種類ずつ描かれているシンプルな作品です。
毛並みや、皮膚の質感まで伝わってきそうなリアルな絵なのに、写真とは違ってなんだか見ているとほっこりしてしまうのです。不思議。
息子にはブルーナの描く動物のイラストと一緒に、こういうのもあるぞという感じで見せていましたが、0歳代にはこの絵本は不評でした。動物園に行った夜も見せましたが、やっぱりピンとこない様子。
反応があったのは1歳になった頃からです。
犬や猫の実物を見て、それが理解できるようになり、指差した物の名前を言ってもらいたがる時期にドはまりしました。
動物のお母さんと赤ちゃんという設定も理解できると面白いらしく、「ワンワンの赤ちゃん」というときちんとその絵を指差しています。
文章がないので、読むときはその絵に描かれている赤ちゃんのしていることや、表情なんかを勝手に憶測して話したりして、毎回内容は違ったりしていますが、それでも満足なようで何度も読んでほしがります。
動物園にはそうそう行けませんが、この絵本を開ければそこに動物園があるように思えて、とっても嬉しいです。