読み終わった後、息子が「だから『きつねの夕食会』なんだ」と言いました。
きつねの女の子が招待しての夕食会なのですが、最後まで読むと、その題の二重の意味に気付きます。
安房直子というと、切ない話を連想するのですが、このお話は、ちょっとユーモラスな部分もあって、息子と読んでも読みやすかったです。
人間をお客さんに迎えたいと願うきつねの女の子。子どもの願いを叶えたいと奔走するお父さんの姿が微笑ましかったです。
後半の展開は、大人だと大体読めてしまうかもしれませんが、それでもとてもかわいいお話で好感が持てました。