たかどのほうこさんの書くおはなしって、何でこんなに面白いんでしょう!
前読んだものが面白くて、また別のを借りてみたら、やっぱり面白い。
毎回、期待を裏切りません!
私が個人的に面白いなと思ったのは、子どもたちに、一人一人の名前を
覚えるほどの大した特徴がないこと。その分、特別な子たちではなく、
身近にいる子たちのような気がします。自分もこの森に行けそうな、
一緒に冒険しているような、そういう気持ちにさせてくれます。
逆に、へんてこもりの住人(?)たちは、すごいインパクト☆
最初の方の「まるぼがでてきたんだよね。」で「なんじゃそりゃ?」と
思ったのですが、2作目だったんですね。でも、その「なんじゃそりゃ?」で、
すごく興味を引かれて、あっという間に物語の中に入っていけました。
歌を間違って、ひゅっとみんなに置いていかれるところの、スピード感や
緊張感もたまりません。
裏表紙まで物語が続いていて、最後の最後まで楽しめました。
7歳の娘には、あっという間に読み終わる文章量でしたが、絵本も、
このくらいの童話もたくさん読んで、たまに長いおはなしも読んで…と
バランス良く読んでいけたらいいなと思っています。