「コドロボー」とあるので、大泥棒の反対の小泥棒かと思いましたが、違っていました。へんてこもりシリーズは第4話から読んだので、4人組とまるぼとの出会いを良く知りません。
へんてこもりの由来も、へんな森というわけではなくて、「ヘンテ・コスタのもり」が縮まってできたものらしいのです。
へんてこもりに入って、へんてこでおもしろいことに会うには、一本の柏の木の横を通り抜けて中に入るらしいのです。
森の中には、法則性があるらしいのがおもしろいです。まるぼに出会った4人組はお茶に誘われ、近道を行くことになります。
その場合には、腰に手を当てて歌いながらスキップでいかなくてはけなくて、歌は間違えてはならないというお約束があるのです。
さて、4人組は見事にお茶にたどりつけるのでしょうか?
一見簡単そうなまるぼとの約束ですが、このお話にアクシデントはつきもの。そのアクシデントの一つ一つに笑い、ドキドキさせられました。もちろん「コドロボー」の正体もわかります。
まるぼって、いつも頼りになる存在なんだなあと思いました。松葉を鼻に詰めて、噴射するのがおもしろかったです。
まるぼにしてもコドロボーたちも、とってもおかしなキャラクター。こんな不思議なお話を思いつく、たかどのほうこってすごいなあと思います。
どこかにへんてこもりへの入り口があったらいいなあなんて思いました。
字は大きめ、絵もべージごとに入っていますので、少し長めのお話に興味が出始めたお子さんにぴったりです。童話の楽しさが堪能できます。