いわさきせんせいの絵にふれると幼い頃に戻れます。
いつも先生の挿絵の入った絵本を読んでもらっていましたから。
節分も近いので、図書館から借りてきました。
おんなのこの母親を心配させないようにとの気遣い、
おにたがおんなのこへ渡した節分のごちそう。
どちらも、“温かいおもいやり”から出た偽りの言葉やおこない。
鬼は心の中で生まれるもの。
おにたの心の中には鬼はいませんでした。
最後のページは、はっとさせられました。
おにたが豆になってしまったのか?と。
あまん先生の作品は、私の心に優しい響きの鈴を鳴らしてくれます。
『まほうのマフラー』・『きつねのかみさま』など忘れられない作品ばかり。
“思いやり”や“優しさ”がお話の中にそっと入っていて、その美しさ尊さを思い出させてくれます。。
読後、こういうお話に胸がじ〜んとさせられ、出会えた幸運に感謝しています。