だるまちゃんシリーズは、何冊か持っていて、どれも楽しく読んでいます。だるまちゃん、というキャラクターが他にはない独創性があっていいですね。
とらのこちゃんの家に遊びにいっただるまちゃん、塗装業を営むとらのこちゃんのお父さんの、お仕事道具のペンキに見立てて、松林の中の土でペンキを作る所なんかは、子供達の考えそうなことですよね。 そして、それを使って、まずは、自分たちの体を違う色に塗って、次に木、そして町の中まで、、、とだんだんエスカレートして行く様、自分の子供にも、制限をなくして、これだけ思い切り遊ばせてあげられたらなあ、なんて、ちょっと羨ましく思いながら読んでいます。
この本に限らず、かこさとしさんのお話は、言葉遊びの要素が含まれている物が多く、本のお話もさながらに、言葉遊びの楽しさを教えてくれるのも、気に入っています。
また、町中の細かな様子や、見事な落書きのシーンの絵は、子供の目を釘付けにさせるような魅力があり、文字の読めない子供でも、長い事眺めていて楽しめる本でもあります。我が娘は、町の中のいたずら描きのシーンを食い込む様に眺めていました。