この本は、読んでいるうちに自然にリサの気持ちになれる本でした。
自分より小さい赤ちゃんが生まれることへの不安や嫉妬がやきもちやちょっとひどい言葉になって出てきますが、本心はこんなものだと思います。
特に赤ちゃん用にリサが考えた名前には、ひどすぎますが思わず親子でプッとふきだしてしまいました。
かたくなに赤ちゃんを拒否するリサですが、「リサに似ている。」といわれたことをきっかけにだんだんかわいく愛情がわいてきます。
あんなに嫌がっていたのに、好きになる過程は早くいきなり世界一かわいいなんて表現まで出てくるのには少々不自然な感じがしました。
でも、子供たちは何か感じるところがあるらしく、読んだ直後からもう一度とリクエストがありました。