ヤギの『メイ』とオオカミの『ガブ』
今回、お互いに、名前を名のる関係にまで進展しました。このまま、うまくいくのかと思ったら、ふたりは、仲間からは許されるはずもない、秘密の友だちになりました。現実では考えられない関係です。ふたりの関係を保つために、ガブは大好物のヤギなのに、お腹をぐるぐるいわせながらも、食べたい気持ちをグッとこらえました。
メイは、なんとなくお高くとまっているようで、なんだか嫌な感じがします。ガブが、ひとりで頑張っているようで、気の毒になりました。人間の世界でも、男性が努力していると、著者は解釈しているのでしょうか。
ガブが、あまりにも健気で、その表現が、本当はとっても深刻なのに、笑えてしまいます。
さてさて、この先はどうなるのでしょうか。周りを取り巻く仲間たちが、そっとしていてくれて、何とか、いい関係が続きますようにと祈っています。