スピード感があって荒々しくて、まずは絵がとても楽しい絵本です。
そして、おっかなそうでどこか間の抜けたお話、ハラハラドキドキのコメディでした。
きこりの家に入り込んだおおかみは、おおかみの中ではボスのようですが、なんと間の抜けたおおかみでした。
目の前に獲物があるのに、きこりと奥さんとスープと、どうして順番を迷ってしまったのでしょう。
おかげでスープを頭にかけられてしまいました。
1年後に仲間と一緒にきこりを襲ったおおかみ。
木のてっぺんに逃げたきこりを、仲間たちと肩車を続けてきこりに迫ります。
間が抜けていると思ったら、頭が良いではありませんか。
しかし、スープをかけられたトラウマ。
きこりの逆転勝ち?
振り返ってみるとおおかみたちはどこか気の弱そうなふうにも見えました。
楽しいですよ。