スーパーマーケットの棚の上でお隣どうしだったマヨネーズとケチャップは、同じ家の冷蔵庫の同じ棚におさまることができました。
二人の希望は、食べ物をおいしくすること。
気が合う二人は、ますます仲良くなりました。
そんなある日、料理の途中でマヨネーズのふたが取れて、転がり落ちてしまいました。
転がり落ちたふたは、そのままどこかに行ってしまって見つかりません。
マヨネーズは、ふたなしの状態で過ごすことになってしまいました。
それを心配したケチャップが、代わりになるふたを探し始めます。
マヨネーズのふたに似た物はどこにでもありますが、でもだからといって、ぴったり合うわけではないようです。
それでも探し続けるケチャップは、最後に素晴らしいことを思いつきます。
これこそ友情!
相手を思えばこそのひらめきですね。
この絵本を読んだら心が清らかになって、ボク(ワタシ)もそうしたい、と思えそうです。
幅広い年代の方々に読んでもらいたい一冊です。