土の中で眠っていた5ひきのカブトムシが、甘いにおいに誘われて起きてきました。一番最後に出てきたのは、体の小さいカブちゃんです。他のカブトムシは、においのする幹へどんどん登っていきました。小さいカブちゃんも、みんなを追いかけるのですが、なかなか追いつけません。
虫たちが生きていくための厳しい現実を教えてくれます。お話を読みながら、それぞれの虫の特徴をよくつかんで、自然と身につくような気がします。カブちゃんの運命はどうなるのか、ちょっぴりドキドキしながら、「頑張って!」とつい応援したくなることでしょう。
本物に忠実な描き方も見逃せません。