最初の印象ですが、絵のタッチが素敵の一言です。
特に、最初の頁の朝と最後の頁の夜の絵は、眺めているだけで心を落ち着かせてくれる絵だと思います。
主人公の犬のラングリーは、うさぎの耳のように長い耳を持っていて、それがコンプレックスになっています。
でも、その耳が役立つ時が来るのですが、やっぱりコンプレックスは払拭出来ません。
その時のうさぎの「僕らはそのまんまの君が大好きなんだ」って言う一言が、心に響きました。
子供もそうだよねって言っていたのですが、一人一人の違いを認めてあげることは、とても大切なことだと諭してくれる絵本だと思います。
ドイツの作品ですが、五ヶ国語に翻訳されているのが納得できる作品です。