表紙がさっぱりしていて、自ら手に取ることがなかった絵本。
何で早く読まなかったのだろうと後悔しました。
実際に読むまでは、“りこうになったかたつむりが せかいいちおおきなうち”を手に入れるまでの話しかと思っていました。
でもそうじゃなくて、せかいいちおおきいうちが欲しいちびっこかたつむりくんが、小さい家の方が自分にとって幸せなんだと気が付くお話し。
大きな家がどんどん装飾されていき、最後には壊れてしまうシーン。
とても現実的で心をうたれました。
私も小さい頃、「こんな大きなお家は要らないから、両親に仲良くしてほしい。家族みんなで仲良く暮らしたい」
そう願っていたことを思い出しました。
欲や見栄で自分を良く見せるよりも、足元の小さな幸せを見つられるようになろう。
そう思わせてくれる絵本です。
いつか自分の子どもができたときにも読んであげたいなと思いました。