いつもおしゃれでかわいらしい世界を楽しませてくれるあだち&あいはらコンビのクリスマス絵本。
2冊セットになっていて、女の子側のストーリーとお母さん側のストーリーに分かれています。こちらは女の子側。
クリスマスの夜にもお仕事があって、なかなか帰ってこないお母さんを待つ女の子の姿がとてもけな気です。母子家庭ではないけれど、働くお母さんである私も切なくなってしまいました。でもラストの幸せそうな二人の様子にほっこりと心が温まります。
このコンビの他の作品に比べると、挿絵が必要最小限しか描かれていない感じで、いつも隅々までかわいらしい絵を堪能している身としては、物足りなく感じてしまいましたが、女の子の着ているお洋服は、やはりとてもおしゃれでした。