日ごろ忙しく時間に追われていると、見過ごしていることがいっぱいあるのだと再認識させられるような1冊です。
でも、野次馬根性を持っているのもまた人間かもしれません。
そんな人の心理を感じさせるような絵本です。
ねこのふうたが、下水の格子フタをのぞき込んで言いました。
何かいる。
人々は素知らぬ顔で通り過ぎていきますが、その中から関心を示す人が出てくると、次第に気になりはじめます。
何かいるらしい。
その後の展開は、私が想像していないものではありましたが。
ちょっとした感動でした。
日ごろ、いかに物を見ていないか、改めて感じました。
騙されたと思って手にしてみてください。