「くまのコールテンくん」がとても好きだったので表紙を見てすぐにコールテンくんだと思いました。
コールテンくんが自分の洋服にもポケットが欲しいと思うところからいろんなアクシデントが起こるお話ですが、最後は持ち主のリサの愛情があふれる1ページだと思います。
「くまのコールテンくん」を先に読んでいると、りさの愛情がより感じられると思います。
私がこの本をよんで心温まったもうひとつの事は、翻訳を手がけた西園寺さんが持っていたくまの指人形(高田千鶴子さん作)にポケットがついているのを見て、作者ドン・フリーマンが続編を書くことを決めたということ。そして、その後フリーマンさんが亡くなり西園寺さんが残念に思っていたところ遺作という形で世に出たこと。
日本人として嬉しく思いました。