林明子さんが絵を描いているので読んでみました。
やはり、林さんの描く子供、特に女の子は何度見ても最高の領域に達しています。
単に可愛いいとかの話ではありません。
可愛い子を描く人は多いのですが、その表情、仕草、姿勢全てが完璧で、まるでそこに居るかのように見えてしまいます。
物語は、主人公のさちが庭で遊んでいると雨が降ってくるシーンから始まります。
その時逃げ込んだのが、葉っぱのおうち。
小さい頃って、こうした秘密基地に憧れたもので、まさにそんなイメージです。
そこにやってくるのは、かまきり、紋白蝶、黄金虫、天道虫、蟻。
皆で仲良く雨宿りという光景は、喉かそのもの。
雨が上がった時に、みんなそれぞれの家に向かうというエンディングもなかなかのものです。
でも、1つ気になったのは、虫の大きさ。
小さいお子さんが見ても、怖くないようにデフォルメして描いているのは良いのですが、ここまで大きいと、巨大生物の世界ではないかという気がします。
2歳〜3歳のお子さん向きと言える絵本かも知れません。