表紙絵には美味しそうなケーキ。
でもその周りにはそれを狙っていそうな動物たち、
そして、題名が意味深です。
おばあさんが焼いた大きなケーキ。
おばあさんが、食いしん坊のおじいさんに言い残したのは、
「半分残しといてね」なのですが、これが曲者だったわけですね。
「ちゃんと半分残したよ」とぱくぱく食べるおじいさん。
ところが、動物たちがやって来て、同じ論理でぱくぱく。
おやまあ!
まさに、半分の半分の半分の半分の半分の半分の半分の世界。
ここまでもさんすうの醍醐味ですが、さらにここからの落としどころもお見事。
これなら、おばあさんのご機嫌が直るのもうなづけます。
幼稚園児くらいから、おいしそうな展開にくぎ付けでしょう。