たぬきがケーキを作る工程は、女の子なら誰でも興味があるもの。たぬきがはちみつやふくらしこを入れてスポンジケーキを作り、クリームと色とりどりのきのみをいっぱい飾っている様子は、女の子ばかりではなく、どんな子どもも夢中になってしまうでしょう。
その出来あがったきのみのケーキの美味しそうなことといったら・・・。どんぐりや山葡萄・チェリーなんかも飾ってあります。
そんな美味しそうなケーキがなくなってしまったら・・・。キツネは、舌をぺろっと出して楽しみにやってきたのにね。
森のみんなが落ちているきのみのあとをたどっていくと、あらあら見覚えのあるきのみのケーキをもった何やら怪しい人影が・・・。娘は、落としたきのみをひとつひとつ指でなぞって確認してくれます。ちゃんと森のみんなと一緒にきのみのケーキを探しているんですね。
そして落ちているきのみの先には、森の木たちが集まってお茶会をしている場面でした。そこで森の木たちと一緒にお茶会を開くことに。森の木たちが、きのみのケーキを食べたら共食いじゃないなんて無粋なことは言いません。
だってお茶会はとても楽しそうなんだもの。娘もこの楽しそうなお茶会のシーンが大好き。
娘と一緒にケーキでも焼いてみようかなぁ。そんな気分になれる一冊です。