犬を飼うことができないとわかっているシンディ、でも雨の中で出会った子犬を家に連れて帰ります。一度は保健所へ連れていかれるのですが、シンディは、何とかして、子犬の元へ行こうとします。やっとたどり着いた保健所に、子犬はもういませんでした。
そして、そんなシンディのもとに届いた知らせとは・・・
心癒してくれるものの存在、人の心の温かさが伝わってきます。犬の存在が、人にとって果たしてくれる役割に改めて気付かされ、そして、優しいタッチの絵、独特な描き方に見るだけで、心が癒されることでしょう。ついつい、触ってみたくなります。
そして、何よりも、この本の訳者は、鹿児島在住のダウン症の女性。人が持つ可能性の大きさにも気付かさせてくれる一冊です。