表紙の暗いトーンでちょっと恐ろしげな絵と、「すてきな三にんぐみ」というタイトルのアンバランスさにまず魅かれました。
お話の前半は、案の定、どろぼう行為を繰り返す3人。
(とはいえ、繰り出す武器が面白くて笑えるんですけどね)
そしてある日出会った、可愛い女の子。この子の言葉で、あることに気づいた三人組。すっかり人生が変わっていきます・・・。
このお話にはいろいろ教訓が含まれているなと思います。
ただモノをほしがることの無意味さ・・・とか。
過去がどうあれ悔い改めて善行を積むことの大切さ・・・とか。
でも、子どもにしてみればこのちょっとおどろおどろしい雰囲気が、怖いもの見たさで面白いんでしょうね。
前半と後半のハッピーエンドのギャップも楽しいようです。
さすがに長く読み継がれている絵本だけありますね。
息子のお気に入りの絵本になりました。