表紙をごらん頂ければ察しがつかれるでしょうが、この三人組は強盗です。
黒ずくめで斧を持っていて人を襲い、お金を奪っていました。
ある日、身寄りのない女の子 ティファニーちゃんをさらってきたことからこの3人組の人生が変わります。
三人組が悪事で貯めてきたお金を見て、ティファニーちゃんは「何に使うの?」と尋ねます。
素朴な疑問ですが、この強盗たちは考えてみたこともなかったのです。そして、孤児をあつめてきて育てることにします。。
前半、黒とブルーだった画面が、少女の登場で明るい色彩に変化します。ティファニーちゃんは黄色がメイン。輝いているのです。
泥棒が子供をさらってきて、改心する、、、そんな映画もありましたね。
この絵本が「すてき」なところは、子供の持つパワーを絵で感じられるところでしょうか。三人組が強盗だったときもおしゃれなイラストなのですが、ティファニーちゃんの登場で鮮やかに変化する世界観。太陽のあかるさを感じるのですね。
環境は変わっても、最後までクールな三人組もとてもいい!お城まで持っていて子供たちに譲ってしまう。不敵です。