題名は、「すてきな三にんぐみ」なのに、黒まんとに黒ぼうしといういでたちのこわーいどろぼうさん。この、ギャップがいいのか本当によく読んでいる絵本です。どろぼうイコール悪い人なのに、この絵本のどろぼーさんは、奪ったお金で孤児たちのためのお城をつくったりと、最後はどんでん返しの結末で、読後に大人のほうが「うーん」とうなってしまうのではないでしょうか?
おどしの道具は、3っつあるけど本物のピストルでなくて、馬車を壊す大まさかりと、こしょうふきつけとラッパ銃という具合に、とっても控えめな!?どろぼうさんなのです。取るものがないからと、みなしごのティファニーちゃんをあじとに連れて帰り、フカフカのベッドに寝かせる当りも、3人の優しさが伝わってきます。